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イノブタ

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お店で食べたお料理を真似したりアレンジをするのも楽しみのひとつです。

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子育て

2025年03月28日00:00愛情深く育てられた人
昨日に引き続き、思っていたことなどのシリーズです

息子のお嫁ちゃんは本当に素直で(精神的に)大人の素敵な女性です

両家の顔合わせ(といっても息子は「親父は呼んだらややこしくなるから」と私だけ

呼びました)のときに、おじいさま・おばあさまも含めたご家族とお会いしました

そのときは

「皆さんがとても優しい眼差しの仲良しファミリー」

「愛情をたっぷり注がれて育てられたお嬢さん」という印象を持ちました

結婚式では同じ眼差しの優しい雰囲気の親族の方ばかりでお顔から人柄がにじみ出ていました

お嫁ちゃんは「母はいつも笑顔で育ててくれました」と挨拶をしていました


その後も何度かご両親とお会いする機会がありましたが、そのたびに

ご両親の関係性というかいつもニコニコしてお互いを想い合っていらっしゃる姿に

とても感動し、大きな反省をしたのでした


私に対してもお母さまは

「娘が育児ノイローゼにならずに楽しく育児ができているのは息子さんのおかげです」

「家事も育児も本当によくやって下さる息子さんに感謝しています」

「息子さんのこと、愛情をもって上手に育てられましたね」

とことあるごとに、私への感謝の言葉を下さいます


きっと、ご夫婦間やおじいさま・おばあさまに対しても、そのように日々感謝の

気持ちを述べられているのだろうと思いました

感謝の言葉をいただいた側は嬉しくなりますし、愛情も深まります

その逆なら関係もうまくいきません

北風と太陽みたいだと思います


私の長い?人生で周りの人を観察していて最近思うのは

愛情を受けて育った人には特徴があるということです

・素直

・妬みが少ない、人の成功を一緒に喜べる

・自己肯定感がある

・心が穏やか

・親が育ててくれたのと同じように愛情をもって子どもを育てている

など


私の場合は、夫婦揃っていたのに完全にワンオペ育児だったので息子に対しては

「あなたの父親は何もしないけれど、これからの時代は奥さんも働くのだから

 家事も育児も一緒にしていかないといけないよ」という部分だけは中学生ぐらいの

ときから伝えていました

幸い、息子は家事も嫌いではなく、育児も好奇心から(?)出産前から勉強をして

楽しんで一緒に仲良く子育てをしています


子育ての中で「愛情」の占める割合は大きいです

私の関わった自殺未遂を繰り返す、ウソを重ねる、自己肯定感が低い、不安が強い、

妬み方が半端ない…などの人は、子どもの時期に愛情を受けられなかったとか

虐げられていた人が多い気がします


私の両親は普通に愛情をもって育ててくれましたが、子どものころに受けたその温もりは

今でもほんわかとした少し切ない(今はもう二人ともいないので)1ページとして

思い出すことがあります

私も愛情をもって育てたつもりではありますが、幼い一時期子どもたちに不安を抱かせた

ことがある(あ~、心が痛い)ので、その影響を反面教師として子育てしていって

くれることを心から願っています

2025年03月27日00:00心に刺さった友人の言葉
実はネタ切れです(笑)

というわけで、数日は私がずっと思っていたことや抱えていた問題などを

綴ってみようと思います

重い部分については、奥底に沈むように(笑)読みたい方だけに読んでいただけるように

したいと思っていますのでお時間の許す方はお付き合いくださいませ



昨年、10数年ぶりに年下の友人と食事をしました

前回会ったとき彼女はお子さんの中学受験真っ只中で、見事合格

その後、順風満帆に難関大学に進学、彼女はその間ずっとサポートを続けていました

はたから見たらエリート街道まっしぐら、それを支えてきたお母さんもよく頑張った!

と思われていたことでしょう


でも、お子さんは突然「本当は、この道には進みたくなかった」と言い出したそうです

友人はさぞかしがっかりしたことと思います

少し遅めの反抗期、というか自我の目覚め??


「もちろん子どものためを思ってやってきたことだけど、いろんな体験の機会も与えたけれど

 熾烈な受験戦争に巻き込んでしまった

 あの頃幸せだったのは家族の中で私だけだったのかもしれない」という彼女の言葉に

衝撃を受け、身につまされ、私は言葉を失いました



我が家は子どもが拒んだので中学受験はしませんでした

難関校を目指していたわけでもありませんが、通じる部分はありました


娘は土日も含め朝夕、スイミングに通っていたため学校のお友だちと遊ぶ時間が全くなく

大人になってから「やめたいと言ってもやめさせてくれなかった、私の青春を返して!」と

私を責めました


息子は私が示した選択肢の中から自分の意志で勉強し学校も選んで就職もしたものの

「やりたいことはここではできない」と1年半で退職し、私には事後報告

親としては「なんで???そこで勤めたらそこそこの年収があったのに」と

頭がクラクラしたり、のちに

「学生時代は親からの期待に応えないといけないというプレッシャーはあった」と

言われ心が痛みました


親が子どもを思ってしていたこと、少なからずレールを敷いていたことが

実は子どもにとっては「いやだ」と言えなかったことかもしれない

「やりたいのはそれじゃない!」そう思っていたのかもしれません

もう一度子育てをやり直せるとしたら私はどんな子育てをするかなぁと

考えさせられた友人のフレーズでした


友人も私も今では子どもたちの考えを尊重、意志を口に出せるようになったということを喜び

見守るだけです

長い年月の間に私たちもお互い歳を重ね、精神的に成長した!!ということにいたしましょう


2024年09月25日00:00子育て回顧③
娘が遊びに来るので、娘のことを少し綴ってみたいと思います

娘は元夫と私にとって初めての子どもで、その後1歳ちょっと違いで息子が生まれました

息子が生まれたとき、娘もまだ歩いていない状態で実家に戻っていました

おむつの交換を観察していた1歳過ぎの娘が、私は何も言っていないのに数日後には

おしりふきやおむつをハイハイをしてとってきて私に渡してくれるようになったのには

「こんなに小さくても母性があるのかも」と本当にびっくりしました


最初の子どもということで、大人しいというか慎重・引っ込み思案なところがあり

幼稚園の懇談会で

「全てにおいて自信がなくて誰かの後ろに隠れている感じ」

「何か『できる』ことを作ってあげてほしい」と衝撃的なアドバイスを受けました


ちょうど、幼稚園のママ友さんからスイミングに一緒に通わないかと誘われ

始めてみたらメキメキと上達し、途中から選手コースに入り水泳漬けの日々は

中学3年生まで続きました

そのことは娘の大きな自信につながり、ひとつのことを続ける我慢強さも身に着いたと

思うのですが、学校の友人とは遊ぶ時間が全くとれなかったため

反抗期のときには「私の青春を返して!」と責められました(苦笑)


塾や家庭学習もせず、中学3年生まで来てしまったので成績は超低空飛行で

担任の先生から「行ける学校がありません」と言われてようやく実力を認識した娘は

塾に通い始めましたが、反抗期真っ只中で「〇〇(公立)しか行かないから

私立のすべり止めなんか受けない」と頑なに私立受験を拒否し、困った私は塾長先生に

「私の意見を聞いてくれませんからどうか説得してやって下さい」とお願いし

「人生は何があるかわからないから安心のために『保険』というものがあるんだよ

 受験も同じで、当日何があるかわからない

 公立に合格して『保険』を使わなければ、それは幸せなことなんだよ

 だから『すべり止め』という『保険』をかけておくといいと思うんだよ」と

娘が理解できるように優しく諭して下さり、私立に願書を出すことができました

ところが、私立受験前日に高熱を出し、当日はヘロヘロで別室受験となり

合格はしたものの特待合格(学費免除)は逃し、公立高校の合格発表の日にドキドキ

しながら職場でメールを待っていた私に届いた文字は「落ちた」でした

早退し、大急ぎで私立高校に向かい入学金を払って手続きして家に戻ると

娘は大泣きし、それから一週間狭いコタツの中にこもって泣いていました

入学後も「私の行くところじゃない」「学校、行きたくない」「やめてやる」

「高校に行く意味がわからない」とごね続けて

「今やめたら就職はないのよ、大学は行かなくてもいいから、お願いだから

 高校だけは出てちょうだい」「お友だちができたら楽しくなるから」という

親子バトルが夏休み明けまで続き、お友だちができてようやく笑顔で通学するように

なりました

今思えばあの時期が大人しかった娘の自我の爆発だったのでしょう
 
勉強嫌いだった娘も、すべり止めの学校に行ったおかげで「私、賢い?」と

勘違いできる環境に身を置き、勉強が好きに?なり「自力で大学受験をする」と

言い出しました

ところが、今度は一般入試を待たずして学校のゴタゴタと家庭内問題に巻き込まれ

またもや娘の意図しない方向に進んでしまい

「私の人生、全然思い通りにならない!!」と再び大泣きとなりました

「人生って思い通りにいかないことばかりかもしれないけど、あとで振り返ったら

 今の状況が良い結果に繋がっているかもしれないよ

 だって、高校受験の失敗があったから今は成績優秀でいられて指定校推薦も

 いただけるのよ

 今の状況を悲観しないで、指定校推薦の短大の見学に行ってみない?」となだめ

結局、親切にキャンパス内を案内して下さった短大を気に入り入学となりました


娘は、私立高校に入学したことでたぶん家庭に大きな負担をかけていると思ったようで

短大卒業までの5年間アルバイトをして、私には一切「お小遣いがほしい」と

言いませんでした

田舎でひとり暮らしをしていた私の母が重い昔の布団をかぶって寝ているのを見て

「おばあちゃんに羽毛布団を買っておいて!いくらかかったか教えてくれたら払うから」と

プレゼントしたり、自分も学生なのに弟にお年玉をあげたり

教習所の費用も自分で出し、短大卒業時に買った車も全て自分で払っていました

お金に関しては「誰に似たのかな」と思うくらい堅実でしっかり育ちました


就職先は専門とは違う分野を希望したので私は反対したのですが

「受験は自分の思い通りにならなかったから、就職は自分の希望を叶えたい

 落ちたら1年アルバイトをして来年また就職試験を受けるから許して」と言うので

そこまで決心が固いならと娘の思いを尊重しました


今でも言葉少なめな娘ですが、離れて暮らしていてもひとりの大人の女性として

しっかり生きている彼女を安心して見守っています

そして、水泳を頑張ったおかげで忍耐力がついたこと、挫折しても道は開けることは

きっと娘の中に刻まれていると思います

そんな娘が、もうすぐ2年ぶりに遊びに来てくれるので、とても楽しみです


本日は、長々とご拝読ありがとうございました!


2023年12月29日00:00子育てに口出しをするのはやめよう
今回のお宮参りとお食い初めは、両家の顔合わせや結婚式同様に

息子夫婦が完全に二人で計画し、事前に「こういう予定を考えています」と

タイムスケジュールが送られてきました

自分たちでできることを、身の丈にあった方法でしているのが伝わってきます

コロナもあって、新婚旅行は行きませんでしたが、その分結婚後の生活に回し

つくづく私の若かった頃よりも今の子どもたちの方が堅実だと思います


そして、昔の子育ての常識は今の常識とは限らないということを思い知らされました

家の中では靴下をはかせていなかったり

赤ちゃん用のミルクが缶入りで、開缶してアタッチメント・乳首・キャップをつけたら

そのまま常温で飲ませることが可能です

神社で飲ませているのを見た瞬間、お嫁ちゃんのご両親と私は

「え~~!缶のミルク???」

「え~~!温めなくていいの~~???」と

あまりの衝撃に叫んでお互い顔を見合わせました

お嫁ちゃん曰く「災害などの非常時や外出のときにいいんですよ」と


また、沐浴のあとはベビーパウダーではなく、保湿ローションを全身に塗るとか

「全身???」(ベビー用品メーカーの策略ではないのか・・・(笑))


そういうことを見聞きするたびに驚きを隠せませんでした

ただ、若いパパママは妊娠・育児期からたくさんの本や情報に囲まれていて

よく勉強しているので、私は子育てに口出しせずに時代による子育ての違いを

楽しませてもらおうと思っています


そして、今のパパはすごい!!

息子だけではなく、まわりのパパたちを見ても育児への参加度合いが昔とは大違いです

孫はかわいいと聞いていましたが、責任がない分見守ることに専念できるので

これから2人がどんな子育てをし、小さな赤ちゃんが今後どんな人に成長していくのか

楽しみです